監修医師
古賀 祥嗣 Shoji Koga
ソラリアクリニックグループ特別顧問
日本泌尿器科学会専門医 指導医
医学博士
コメント
<SGFを用いた修復および再生医療> SGF(ソラリアグロースファクター)とはソラリアクリニックグループにおいて独自のプロトコールで精製した乳歯歯髄幹細胞培養上清液の総称です。乳歯歯髄幹細胞を培養する際、作り出される培養上清液※1には幹細胞から分泌される数百種類以上のサイトカイン※2や成長因子※3、ケモカイン※4、エクソソーム※5など多くの生理活性物質が含まれており、幹細胞移植と同様の効果を得られることが大学を始めとする各所の研究からわかってきております。
我々は、体性幹細胞が様々なエクソソームを出すことにより、細胞ニッチェなどに働きかけ、それが組織の修復や再生につながるというパラクラインエフェクトが再生治療における主役ではないかと考えて、このパラクライン効果を最大限活かすための治療を考案しました。今までの治療実績から、皮膚の老化からくる皺や、血管内皮細胞傷害からくるED(勃起不全)や動脈硬化、神経の老化や変性からくる認知症などの神経疾患、更にはAGA(男性型脱毛症)にも有効であることがわかってきております。
※1 培養上清液とは、細胞を培養する際生成される上澄み液。
※2 サイトカイン(cytokine)とは、免疫システムの細胞から分泌される
タンパク質で、標的細胞は特定されない情報伝達をするものをいう。
※3 成長因子(Grows factor)とは、体内において、特定の細胞の増殖や
分化を促進する内因性のタンパク質の総称です。
※4ケモカイン(Chemokine)は、Gタンパク質共役受容体を介してその作用を
発現する塩基性タンパク質であり、サイトカインの一群である。
※5 エクソソーム(Exosome)は、ほとんどの細胞で分泌される
直径50nm~150nm程度の膜小胞です。<ソラリアの修復医療とは>