老化はいつから始まる？老化のサインをチェックする方法とは
どんな人にも老化は少しずつ確実に押し寄せ、心身の状態を変えていきます。
しかし老化による心身の変化はいつごろから、どのように始まるのでしょうか？
今回は男性の老化について、その兆候や始まる時期を知るためのポイントを解説します。
男性の老化は、何歳くらいから始まるの？
男性の身体にいつ頃老化の兆候が現れるかは、身体の部位や、その人が過ごしてきた生活や食事の環境・習慣によっても大きく変わってきます。
一般的には、男性の体は20代半ばを過ぎると緩やかに老化を始め、30代になると筋肉量と基礎代謝量の低下による体形変化から、老化を自覚するようになります。
その後、40代になると目や耳、消化器官の機能低下や関節の痛みなども生じるようになり、50代・60代と年齢を重ねるごとに自覚症状はどんどん増えていくのです。
老化のサインをチェックしてみよう！
男性の身体の老化サインとして、代表的なものとしては以下が挙げられます。
自分にあてはまる症状が現れているか、確認してみてください。
老化に伴う男性の身体の変化
- 筋肉量が落ち、基礎代謝量が落ちて太りやすくなる
- 肌や血管組織に老化が進み、ハリがなくなったりシワが増える
- 昔と同じように食事しているだけなのに、胸やけするようになる
- 下痢や便秘など、消化器の不調が増えた
- 肝臓機能の低下により、酔いやすくアルコールがのこりやすくなる
- 階段の上り下りなどわずかな運動でも、動悸や息切れがして苦しい
- 以前よりも、物覚えが悪くなったような気がする
- 趣味や仕事など、何かをするための意欲や集中力が低くなった
- 風邪をひきやすくなったり、傷が治りにくくなったと感じる
- くしゃみや鼻水、目のかゆみなどアレルギー症状が出やすくなる
- 性欲の減退、勃起能力の低下を感じる
- ここ数年で嗅覚、聴覚、視力が衰えたと感じる
- 歯槽膿漏や口臭が気になるようになる
- 歯肉にハリがなくなり、歯が長くなったように見える
- トイレの回数が増え、頻尿や残尿感、尿漏れを気にするようになった
- 関節の痛みや、息苦しさを感じる
- 寝つきが悪く、あまりよく眠れなくなった
- 声が少し高くなり、変化する
- 涙腺が細くなることで、涙が出やすくなる
- 軟骨が弱くなったことで、耳や鼻が大きくなったように見える
- ホクロやイボが多くなる
上記に挙げた症状のうち、5つ以上があてはまるようであれば、あなたの身体にも確実に老化現象が始まっていると考えられるでしょう。
心 ― 脳の老化にも注意して！
老化の影響を受けるのは身体だけではなく、心も老化していくといわれています。
「心の老化」とは、物事への意欲や創造性、チャレンジ精神を司る脳の領域「前頭葉」が加齢によって委縮することで起こり、早い人では40代で発症するとされています。
つまり、身体の老化よりも心の老化の方が、先にやってくる可能性もあるというわけです。
前頭葉が委縮すると、感情の起伏が少なくなってなかなか気持ちの切り替えができなくなったり、気持ちに柔軟性や大胆さがなくなり、その結果、落ち込んだりイライラしたときに立ち直れずに引きこもりがちになり、出歩かなくなって、感情の老化から身体の老化を加速させるケースも多いのです。
感情の老化を防ぎ、身体の老化を遅らせるためには意識的に新しいことに挑戦したり、出会いの場に赴くなどして、何かに挑戦できる環境に身を置くのが効果的です。
以下の5つのポイントを参考に、自分が好きなこと、ドキドキすること、以前からやってみたいと思っていたことに触れるようにしましょう。
感情老化を防止するための、5つのポイント
- 周囲からの評価は気にせず、自分の興味や意欲を最優先して物事に挑戦する
- 保守的になって刺激が不足しないよう、答えの想像がつかないことに挑戦する
- 初めての食べ物や旅行先に挑戦して、未知の刺激に触れる
- いつもと違うお金の使い方や、大きな金額の買い物をしてリスクを負ってみる
- 身近な人への恋愛感情や、芸能人への疑似恋愛をして楽しむ
おわりに：身体と感情の老化は、20代後半から緩やかに始まっている
老化症状の現れ方は人それぞれですが、一般的には20代後半から筋力と基礎代謝の低下が始まり、30代になると体形の変化を自覚するようになります。
その後40代・50代・60代にかけては、前頭葉の萎縮による感情の老化や、消化器官の不調や関節痛など、加齢とともにあらゆる場面で老化症状を感じるようになるといいます。身体よりも先に現れる心・感情の老化予防には新しいことに挑戦するのが効果的なので、試してみてくださいね。
