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甘いものを食べ過ぎると薄毛になる!?低糖質スイーツで対処しよう!

薄毛

薄毛の原因は人それぞれで、しかもさまざまな原因が複合的に絡み合って起こることが多いです。実は、甘いものの摂りすぎも一因となることを知っていますか?
今回は甘い物の食べすぎと薄毛の関係から、健康のために1日に摂るべき糖質量の目安、糖質を抑えたいときにおすすめの低糖質おやつのレシピまで、まとめてご紹介します。薄毛対策の参考にしてください。

甘いものの食べ過ぎが薄毛の原因になる理由とは

砂糖たっぷりのケーキやアイスなどの甘いお菓子類を食べすぎると、体内で糖分を分解・消費しきれなくなり、以下のような変化が現れます。

  • 髪の栄養素の1つでもあるビタミンB群が糖の代謝のために大量に消費される
  • 糖代謝に使われた結果、髪の原料となるビタミンB群が体内に不足するようになる
  • 代謝しきれなかった糖分と各器官の細胞が結合し、AGEsという物質が生成される
  • 糖化によるAGEsの働きで細胞の老化が進み、活性酸素の増加や血流の悪化が起こる
  • ビタミンB群の不足と糖化により、頭皮・毛根を含む全身の細胞代謝が落ちる
  • 頭皮と毛根の毛細血管まで、十分に酸素と栄養を含んだ血液が行き渡らなくなる

このように、甘いものの食べすぎによる体内糖度の上昇は、血管や頭皮・毛根を含む全身細胞の糖化と老化を招き、薄毛を発症・悪化させる一因となってしまうのです。

糖質は1日にどれぐらい必要なの?

糖分の摂りすぎによる薄毛の発症・悪化を予防するには、1日に接種すべき適当な糖分量を知り、摂取量を調整するのが効果的です。

人の体はタンパク質、脂質、糖質の3つの栄養素をエネルギーに変換することで、健康的な生命活動を維持できる仕組みになっています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、日本人が1日に摂るべき炭水化物量の目安は、1日に摂る総エネルギー量の5~7割と紹介されています。

これをもとに、あとは自分の体格・年齢・性別に見合った1日の必要エネルギー量と炭水化物1gあたりが4kcal相当であることを基準にすると、1日に摂るべき炭水化物の量な以下例のように算出できます。

1日に摂るべき炭水化物量

  • 1日に摂取すべきとされる総カロリー量 …1750kcal
  • 1日に炭水化物から摂取すべきカロリー量…1050kcal(=1750×0.6(6割))
  • カロリーから算出した1日に摂るべき糖質量…260g(=1050÷4kcal)

また厚生労働省は、1日に摂るべき糖質量目安の計算方法とあわせて、1日に最低でも摂取すべき糖質の量を「約100g」と紹介しています。
これはあくまでも「30代から40代の女性」の基準になりますが、糖質は最低でも1日100g以上必要で、上限はその人の体格・性別・年齢・生活スタイルによって変わるものということを覚えておきましょう。

糖質を抑えたいときのためのおすすめレシピ

ここからは「薄毛予防のために糖質の摂取量は抑えたいけど、甘いものが食べたい!」というときに便利な、おすすめおやつレシピを3つご紹介していきます。
簡単なものだけを厳選しましたので、ぜひ作ってみてくださいね。

あまひやヘルシー!はちみつレモントマト

  1. ミニトマト10個程度を、ヘタの部分を上部の少量の実と一緒に切り落とした後、熱湯に20~30秒くぐらせて冷水にさらし、湯むきします。
  2. 湯むきが終わったトマトは保存容器に入れ、はちみつ大さじ1/2、レモン汁小さじ1~2杯を加えて冷蔵庫で一晩寝かせて、翌朝に汁と取り除いて冷凍庫で凍らせてください。
  3. ミニトマトが凍ったら、シャリシャリした食感がおいしいデザートの出来上がりです。

付けて置いた汁も、シロップとしておいしくいただけますよ。

ヨーグルトで作るクレームダンジュ

  1. ヨーグルトの大パック(400~450g程度)を、ざるとキッチンペーパーを敷いた上にあけて、冷蔵庫で一晩かけて水切りをしておきます。
  2. 生クリーム100ml、砂糖または甘味料大さじ1/2とともに泡だて器で角が立つ程度にまで泡立てていきます。
  3. 水切りが終わり、カッテージチーズのような状態になっているヨーグルトを、泡立てた生クリームと合わせればクリーミーなスイーツの出来上がりです。

レンジでできる和スイーツ!おからもち

  1. 耐熱ボウルにおから50g、片栗粉大さじ2、塩少々をスプーンで混ぜ合わせ、ここに100ccの水を加えて生地をまとめていきます。
  2. 生地がまとまったらラップをかけずに600wのレンジで1分半加熱、一旦取り出してスプーンで混ぜ、さらにレンジで30秒加熱して粘り気が出るまでよく混ぜ合わせます。
  3. 別のボウルに大さじ2のきな粉と砂糖を合わせ、ここにもちのようになった記事をスプーン2つで団子状にして落とし、きな粉をまぶせば出来上がりです。

おわりに:糖質の摂取量は、低糖質おやつで上手にコントロールしよう

甘いものの食べすぎによる体内への糖の蓄積は、全身の血行不良と細胞の老化を招くため、糖尿病などの生活習慣病以外に薄毛の一因にもなります。
健康と美容のために、甘いものは1日に摂取すべき適性の糖質量を守れるよう、コントロールして摂取しなくてはいけません。好きなお菓子を毎日食べるのではなく、週のうち何日かは低糖質のおやつに切り替えるなどして、糖の摂取量を上手に調整してくださいね。

監修 : ソラリアクリニックグループ特別顧問、泌尿器科専門医、指導医、医学博士 古賀 祥嗣

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