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育毛成分「センブリエキス」の効果とは!?男性の薄毛にも効くの?

発毛

センブリエキスには育毛効果がある、という話を聞いたことはありませんか?本当に効くなら、ぜひ試してみたいですよね。そこで今回は、センブリエキスの成分やその効果などについてご紹介します。

センブリエキスってどんな育毛成分?

センブリエキスは、リンドウ科の植物であるセンブリの根や茎だけでなく、花や葉などすべての部位から有効成分を抽出したエキスです。千回煎じてもまだ強い苦みを残すことから、「千振(センブリ)」と呼ばれています。

日本でも古くから腹痛や蕁麻疹の薬として親しまれ、漢方薬では別名を「当薬」といい、「当(まさ)に薬(くすり)」といわれるほど、重宝されてきました。育毛効果も期待できることから、育毛シャンプーや育毛剤などにも配合されています。
また、センブリエキスには血行促進や抗炎症作用のあるスウェルチアマリン、消炎鎮痛作用のあるスウェロシド、また髪の成長に関わる毛乳頭細胞を増殖させるアマロスウェリンなど、育毛に役立つ成分が含まれています

センブリエキスの効果とは?

センブリエキスに含まれる成分には、主に以下のような効果が期待できます。

毛乳頭細胞の活性化

毛根の奥深くにある毛乳頭細胞は、血液によって運ばれてきた酸素や栄養を取り込み、髪の毛のもとになる毛母細胞に受け渡しています。毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪の毛は健康に成長していくため、毛母細胞が元気よく活動していることが薄毛改善には重要なになってくるのです。
センブリエキスに含まれるアマロスウェリンやアマロゲンチンには、この毛乳頭細胞を活性化させるはたらきをがあるといわれています。

血行促進効果

スウェルチアマリンには、毛細血管の血流を促進する効果があるといわれています。血流が良くなることで、髪の成長に関わる毛乳頭や毛母細胞に栄養が行き届き、健康な髪の毛を育てることができるといわれています。

頭皮の炎症抑制、老化予防

抗酸化作用や抗炎症作用をもつとされる、キサントンゲンチオビクロシドスウェルチアマリンなどの成分が頭皮に行きわたることで、老化を促進させる活性酸素のはたらきを抑え、頭皮の炎症を防ぐことができます。
活性酸素は生活習慣の乱れや紫外線を浴びることによって体内に蓄積していき、他の健康な細胞を傷つけて酸化させ、老化現象を引き起こすといわれています。髪の毛が抜ける原因のひとつに老化現象がありますが、抗酸化作用によって酸化を防ぐことができれば、健康な髪が育ちやすくなる可能性があります。

センブリエキスはAGAに効く?

センブリエキスは多くの育毛剤などに使われ、すすめている医師がいることあるので、ある一定の効果は期待できると考えて良いかもしれません。
ただし、センブリエキスにはAGA(男性型脱毛症)の原因を根本から改善できる成分が含まれているわけではありません。AGAは主に男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン(DHT)」が原因になっていると考えられていますが、センブリエキスにはDHTを抑制する成分は配合されていません。

血行促進などによって頭皮環境を整い薄毛が改善することはありますが、DHTの抑制に直接はたらきかける効果がなければ、AGAに十分な効果があるとはいえないのが実情です。
AGAの治療を受けながら、医師の指導のもとであくまでも補助的な対処としてセンブリエキスを使用するのがAGA改善の適切な対処といえるでしょう。

おわりに:センブリエキスは、補助的に利用しよう!

センブリエキスには血行促進や頭皮環境を整える効果があるといわれています。ただし、AGAの原因に直接はたらきかけるわけではないため、十分な効果が得られない可能性があります。医師が許可した場合のみ、あくあまでも補助的に使うようにしましょう。

監修 : ソラリアクリニックグループ特別顧問、泌尿器科専門医、指導医、医学博士 古賀 祥嗣

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