男だってシワが気になる!?シワは本当に治せるの?

美容

加齢に伴って皮膚に現れるシワは、男女共通の老いの象徴です。
女性は従来より、いろいろな化粧品や美容施術でシワを克服すべく努力してきましたが、近年では男性にもその動きが広がってきています。
今回は男性のシワ治療について、自宅・病院で受けられるケアをシワができる原因とあわせてご紹介していきます。

シワの原因とは?そもそもなぜシワができるの?

シワができる主な原因としては、加齢を含む以下6つが挙げられます。

加齢による肌質の変化
保湿力が低下して乾燥が進むことで、張りと弾力がなくなりたるんでくる
繰り返し刻まれてきた、表情や動作の跡
頻繁に行う動作や表情のクセによって、特定の位置にシワができることも
外的要因による、表皮の慢性的な乾燥
エアコンや気候の影響で、乾燥した空気に触れ続けるとシワができやすくなる
紫外線によるダメージの蓄積
紫外線を浴びすぎると、肌の繊維成分が変成してシワの原因となる
ストレスによる影響
健全な心身を保つ自律神経の働きがストレスで乱れると、シワの一因となる
間違った、または不十分な日々の肌ケア
汚れが落ちていない、肌質にあっていない方法でのケアはシワができやすい状態を作る

上記から、シワが単に加齢による肌の変化からできるものではなく、年齢とともに蓄積されてきた心身の習慣・ダメージから、発生するものと分かりますね。

シワは、病院で治療できる?

皮膚科・美容外科・形成外科などの病院では、シワ改善のための治療を受けられます。
以下に、病院で受けられる代表的なシワ治療を4つ、それぞれの特徴や効果・効能とあわせて解説していきますので、参考にしてください。

ボトックス注射

シワが気になる箇所にボツリヌス菌を注入することで、筋肉の収縮を弱めてシワを緩和する効果が期待できる治療法です。
特に表情筋によるシワ治療に効果的で、一度注射すると1週間程度で効果を実感できるようになり、一定期間持続します。

光や高周波エネルギーを照射する治療

フォトフェイシャルやRFなどと呼ばれる、特殊な光や周波数の熱を肌に照射することで、肌の繊維質を刺激してハリを与え、シワを改善します。
乾燥や紫外線が原因のカサつきや、ちりめんジワなど細かいシワの改善に効果的です。

ヒアルロン酸や成長因子の注入

保湿成分や、肌細胞を活性化させる成分をシワが気になる箇所に注射乳することで、肌の水分量や保湿機能を向上させる治療法です。
乾燥、紫外線、加齢が原因のシワやたるみに効果的とされています。

肌の深い部分に軽い炎症を起こしハリを出す治療

高周波のレーザーや赤外線を当て、肌の深い部分を熱して軽い炎症状態にすることでコラーゲンを収縮させ、シワの改善を目指す治療法です。
表情によるシワや加齢によるたるみ改善に効果的で、その効果は3~6か月にわたって持続するといわれています。

シワを予防するためのセルフケアとは!?

男性がシワ予防のために日ごろから行えるセルフケアを6つご紹介します。

  1. 洗顔はたっぷりの泡でやさしく行い、汚れを落とし肌を傷つけないようにする
  2. 洗顔後は化粧水や乳液、ローションでしっかり保湿して乾燥を防ぐ
  3. 乾燥や肌ダメージを避けるため、日差しの強い日は日焼け止めで紫外線対策する
  4. ストレスをためないようにし、1日7~8時間以上眠ってしっかり休息する
  5. 内部から肌状態を悪化させないよう、栄養バランスの良い食事を心がける
  6. タバコの煙は肌細胞の老化を加速させるため、減煙または禁煙に努める

この他、市販のフェイスパックやメンズエステの利用も効果的です。

なお、上記のセルフケアを続けてもなかなか効果が得られなかったり、どうしてもシワが気になる場合は、早めに病院・クリニックで専門家に相談しましょう。

おわりに:シワの予防・治療にはまずセルフケア!気になる場合は病院へ

シワは肌細胞の変化・老化の他、年齢とともに蓄積されてきた肌へのダメージ・習慣が現れたものです。乾燥することで生じやすくなるため、市販の保湿液や乳液・フェイスパックを使ったり、肌の若返りに効果的な食生活を意識することでセルフケアが可能です。
また皮膚科・美容外科・形成外科の病院やクリニックでも、シワ改善のための治療メニューを受けられます。男性向けの施設もありますので、どうしてもシワが気になるなら早めに受診しましょう。

監修 : ソラリアクリニックグループ特別顧問、泌尿器科専門医、指導医、医学博士 古賀 祥嗣

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