髪の毛の老化は防げる!?若返りを目指す方法とは?

薄毛

私たちは皆歳をとり、やがて体のさまざまな部分が衰えて、老化が進んでいきます。
それは見た目だけに限らず、目に見えない部分にもあらわれます。
こちらでは、老化によって引き起こされる困ったことや変化、その対策についてご紹介していきます。

老化によって起こる「困った」こと

人は年を重ねると、「若い時よりもしっくりこない」と感じるようになります。違和感は身体機能や見た目などのあらゆる部分に感じられ、これを老化と呼びます。
老化は人が生きているうえで避けることはできず、程度の個人差はありますが皆に訪れます。

老化には「見てわかる変化」「気づいた変化」「見えない変化」があり、まとめたものが以下の通りです。

見てわかる変化
見てわかる変化では、顔のしわやシミ、髪の毛にツヤがなくなったり白髪が増えたり、姿勢が悪くなったりすることがあげられます。
見るだけで子供と大人か老人かの判断が可能で、おおよその年齢もわかります。
気づいた変化
周りの人から指摘されるような目に見える変化ではなく、体のなかの変化です。
例をあげると、昔と同じように走れなくなったり、覚えが悪くなったり、以前と比べて自分だけが気づけるような変化を指します。
見えない変化
実際のところ、老化では目に見えない部分の変化の方が多いです。
代表的なものが免疫機能の低下で、風邪を引きやすくなったり感染症にかかりやすくなったりします。
65歳以上の高齢者で最も多い死因は感染症と言われるほど、加齢によって免疫力が低下し、あらゆる病原体に侵されやすくなるのです。

さらに、老化によって心の変化もあらわれます。
感情面や人格面で、年齢を重ねるとともに頑固になり、保守的になります。
新たなことを受け入れる柔軟性が欠け、人に対して厳しくなったり、疑いの感情を抱きやすくなったりするとも言われています。
老化によって起こる困ったことは、身体的にも精神的にもあらわれるのです。

老化すると、髪の毛はどう変化するの?

見てわかる変化でふれた「髪の毛の変化」に関してですが、髪の毛が老化するとボリュームダウンや薄毛が引きこされます。
髪の毛は少しずつ細くなり、ハリやコシがなくなって、全体的にペタッとしたボリュームダウンが感じられます。
ボリュームダウンしている髪の毛は、実年齢よりも老けて見られるようになり、歳を重ねていても太くてコシのある髪の毛を持つ人は、自然と若く見られるものです。

また、老化によって髪質が変わることも珍しくありません。
パサつきを感じたり、でこぼことした癖が出てきたり、今まで通りのスタイリングがしづらくなったと感じたら、髪質が変わったサインです。
髪質の変化は老化とあまり関係のないように思いますが、悪い方向に変化している場合は老化が進んでいる可能性があります。

老け顔から見た目を若返らせる対策とは?

髪の毛の老化が原因で老けた見た目を改善するには、まず生活習慣の見直しから始めることをおすすめします。
歳を重ねると体を動かす機会が減っていくため、積極的に運動を行なって新陳代謝を促進していきましょう。
新陳代謝が高まることで血行が良くなり、髪の毛に必要な栄養がきちんと行き届くようになります。

さらに、バランスの良い食事を心がけて、栄養たっぷりの食事で若々しい髪の毛を手に入れましょう。
髪の毛が成長すると言われるゴールデンタイム(入眠から3時間)に、しっかりと睡眠をとることも大切です。
そもそも夜更かしすること自体が髪の毛に良くないので、早寝早起きするように心がけてください。

また、ヘアスタイルを工夫することでも、見た目を若返らせることができます。
ボリュームダウンしたヘアスタイルは老けて見えるため、トップを膨らませてボリュームアップを狙い、サイドはバランスを見ながらスッキリさせてみましょう。

すでに薄毛が進行し始めている場合は、毛流れに沿ってスタイリングすると、生え際の薄毛が隠せるようになります。
毛流れに逆らってオールバックなどにしてしまうと、生え際の薄毛が目立ってしまうため注意が必要です。

おわりに:老化による変化を受け入れて、対策していきましょう

見てわかる変化だけでなく、自分しか気づかない変化や見えない部分の変化など、老化による体への影響はさまざまです。
とくに見た目の変化は、少しの工夫で簡単に改善されます。
変化は当たり前だと受け入れて、上手に対策を行なっていきましょう。

監修 : ソラリアクリニックグループ特別顧問、泌尿器科専門医、指導医、医学博士 古賀 祥嗣

関連記事一覧