育毛には頭皮の血行促進が必要!?どうやって対策すればいい?
薄毛改善のためには血行を良くすることが大切、という話を耳にしたことはありませんか?実は血行不良になることで髪にあまり良くない影響を及ぼすことが知られています。今回はその理由や、血行促進が期待できる方法などをご紹介します。
男性の薄毛は血行不良が原因になるの?
ストレスや運動不足など、さまざまなことが血行不良の原因になります。
血行不良になると、本来は適度な柔軟性をもっている血管が収縮したままになってしまい、頭皮や全身に血液がうまく運ばれにくくなるのです。髪は血液を通して必要な酸素や栄養をもらっているため、血行不良は髪の成長を妨げることになります。結果として、髪が生えてきても抜け落ちたり、細い髪になってしまうのです。
AGA(男性型脱毛症)は主に男性ホルモンが影響しているため、血行不良がAGAの直接の原因とはなりません。しかし血行不良によって髪が成長しづらい頭皮環境になると、AGAになるリスクを高めたり、AGAの症状を加速させることになります。
頭皮の血行促進効果が期待できる成分とは!?
血行を促進させて髪に必要な酸素や栄養を行きわたらせることは、丈夫な髪を育てるために欠かせないことです。
頭皮の血行を促進させる効果があるといわれている成分には、以下のようなものがあります。
センブリエキス
古来から胃腸薬として親しまれ、現在では育毛成分の有効成分としてさまざまな育毛剤に使われている成分のひとつです。センブリエキスに含まれるスウェルチアニンなどの成分に血行促進作用があるといわれています。
ニンジンエキス
漢方薬である高麗人参などから抽出されたエキスで、頭皮の血行を促進させる効果があるといわれています。また代謝の改善や抗菌作用なども期待できます。
ミノキシジル
医薬品の発毛剤(育毛剤)に使われている成分です。もともとは血管拡張剤として販売されましたが、その後に育毛や発毛などにも効果的があるとわかり、発毛剤などに使われるようになりました。
妊娠中や授乳中の女性は使用が禁止されており、副作用としては頭皮のかゆみや頭痛などがみられる場合があります。
ニコチン酸アミド
タバコのニコチンとは無関係の成分で、ビタミンの一種です。髪の成長に関わる毛母細胞の活性化を促し、頭皮の毛細血管を拡張させるはたらきなどがあります。
生活習慣の改善で頭皮の血行を改善できる?
血行不良の主な原因と対策には、以下のようなものがあります。
過度なストレスや運動不足
運動不足は血液の流れを悪くします。髪の毛の成長には酸素や栄養が必要なため、血流を良くして頭皮環境を整えることが大切です。
また、過度なストレスがかかると交感神経が刺激されて血圧が上昇しますが、この状態が続くと血液の流れが滞りやすくなります。趣味などに時間を割き、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
冷え
身体が冷えると血管が収縮し、血行不良に陥りやすくなります。また身体が熱を外に逃がさないようにするために、血液が皮膚の深いところを細く流れるようになります。
正常な頭皮は青白い色をしていますが、血行不良にある頭皮の場合は赤茶色になることがあります。首周りを温める、指の腹でやさしく頭皮をマッサージするなどして、冷えを改善させましょう。また、入浴後に軽いストレッチをすることで全身の血液循環を良くすることもおすすめです。
喫煙
煙草に含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があるため、喫煙すると髪の毛に必要な酸素や栄養が行きわたりにくくなります。禁煙や煙草の本数を減らすなど、身体に良い生活習慣を心がけましょう。
おわりに:血行を促進して、薄毛改善を図ろう!
血行を促進させることで、髪の成長に良い頭皮環境を整えることができます。髪に良いといわれている成分を取り入れる、生活習慣などを改善するなどして髪に良い土台をつくっていきましょう。