頭皮のクレンジングオイルで薄毛予防できる？どんな効果があるの？
毛穴から分泌される皮脂は、肌や頭皮を保護し、うるおい成分を与えてくれる、天然の保湿剤です。
しかし何らかの原因で皮脂のバランスが崩れると、においや炎症などの頭皮トラブルが引き起こされます。
これを防ぐために有効的な方法は、頭皮クレンジングです。
頭皮クレンジングとはいったいどのようなものなのか、効果ややり方について説明していきます。
頭皮のクレンジングオイルの効果とは？薄毛は良くなる？
皮脂のような脂が主成分であるものは、シャワーなどの水だけでは水をはじいてしまい、落ちにくいものです。
シャンプーでも皮脂汚れは落とせますが、何らかの原因によって皮脂が過剰に分泌されたり毛穴に汚れが詰まっていたりすると、シャンプーだけで汚れを落とすのは難しくなってきます。
落としきれなかった汚れは雑菌のエサとなって、においや炎症のもとになります。
そこで頭皮クレンジングがおすすめです。
頭皮クレンジングはオイルを使って皮脂汚れを落とす方法です。
脂と油が馴染みやすい性質を活かし、頭皮の皮脂汚れを浮かせて落とします。
髪の毛で気づきにくいですが、頭皮の皮脂腺量はかなり多く、そのぶん皮脂分泌も活発です。
頭皮のべたつきや皮脂汚れによるにおいが気になったら、頭皮クレンジングを行なってみましょう。
また、頭皮クレンジングを行ないながら適度にマッサージすることで、ツボを刺激することができます。
ツボの刺激によって頭皮の血行が良くなると、髪の毛に必要な栄養素が届きやすくなり、ハリやコシの増加や抜け毛の防止などに繋がります。
頭皮のクレンジングだけで薄毛が改善されるわけではありませんが、頭皮クレンジングによって頭皮環境を良くしておくと、育毛効果や髪質改善効果が期待できるようになるのです。
他にも、頭皮クレンジングを行なうと、リラクゼーション効果や顔のリフトアップ効果が望めます。
頭皮クレンジングで、心も体も癒されてみましょう。
頭皮クレンジングのやり方は？
頭皮クレンジングを行なうメリットがわかったところで、さっそくそのやり方を説明していきます。
- シャンプー前の乾いた頭皮にクレンジングオイルを馴染ませます。指の腹を使って頭皮全体に馴染ませ、とくに皮脂分泌の多い頭頂部と前頭部は入念に行ないましょう。
- 毛穴に詰まった汚れを押し出すようなイメージでマッサージを行ない、5～10分ほど、皮脂とオイルを馴染ませるため放置します。そうすることで汚れが浮き出てくるのです。
- 時間が経ったらまずはお湯で十分にすすぎ、その後シャンプーで洗います。このときクレンジングオイルの洗い残しがあると、再び毛穴詰まりを起こし、頭皮トラブルのもとになります。普段よりも念入りにシャンプーをしましょう。
オイルを使うときの注意点は？週何回がおすすめ？
頭皮クレンジングに使うオイルは、人間の皮脂に近く、肌に馴染みやすいホホバオイルやツバキ油、オリーブオイルやスクワランオイルなどがおすすめです。
これらはドラッグストアなどで簡単に購入することができます。
メイク落としなど、顔用のクレンジングオイルを頭皮に使うこともできますが、洗浄力の強いものだと頭皮に刺激を与えてしまい、トラブルの原因になります。
界面活性剤が含まれているので、洗い流しやすくべたつきが残りにくいメリットがありますが、メイク落としなどのクレンジングオイルを使う際は、洗浄力の弱いシャンプーを選び、過度に皮脂を落とし過ぎないようにしましょう。
一方、ホホバオイルなどは100％植物由来の天然成分で刺激が少ないオイルですが、洗い流しづらい特徴があります。
天然成分であっても、頭皮にオイルが残っていると雑菌が繁殖しやすくなりますので、十分に洗い流すようにしてください。
頭皮クレンジングはやり過ぎるのも良くありません。
また、毎日行なうと必要な皮脂まで落としてしまい皮脂の過剰分泌に繋がり、頭皮の自浄作用の低下を引き起こしかねません。
頭皮クレンジングを行なうのは、週に1～2回程度にしておきましょう。
おわりに：薄毛予防はいろんな角度からアプローチを
育毛剤の使用や食生活の改善など、髪に良いとされることはたくさんあります。
どれも効果が実感しづらい場合には、頭皮クレンジングで頭皮環境を整えてみましょう。
髪が生える土台をしっかりと作ると、若々しいヘアスタイルと薄毛予防に繋がっていきます。
