育毛のために頭皮環境をチェック!健康な頭皮に回復する方法とは!?
人目に触れる頭皮はフケやベタつきなどに悩まされることなく、できるだけ清潔に保ちたいですよね。今回は頭皮環境のセルフチェックやセルフケアなどをご紹介します。
自分の頭皮環境かチェックしてみよう!
不健康な生活習慣など、さまざまな理由によって頭皮の血行が悪くなったり、皮脂の過剰分泌による頭皮ダメージが蓄積したり、髪の毛を濡れたままにして頭皮の雑菌が増えてしまうことが、頭皮環境の悪化につながります。育毛を促進させるためには頭皮環境を整えることが大切です。
頭皮環境を改善するためには、現在の頭皮の状態を知る必要があります。以下の項目から、自分の症状に当てはまるものをチェックして、頭皮の状態を把握しましょう。
- 頭皮に赤みやかゆみが生じる
- 大量のフケが出る
- 抜け毛の根元が細い
- 細く短い毛が目立つ
- 髪にハリやコシがない
- 頭皮が硬く感じられる(柔軟性がない)
健康な頭皮の色は、通常薄く青みがかっているといわれています。しかし、頭皮の色が赤みを帯びている場合、頭皮に炎症を起こしている可能性があります。また黄色っぽくなっている場合は、過剰に分泌された皮脂が酸化している状態です。
そして、健康な髪の場合は根元の毛根が白く、丸い球根になっていますが、細く短い毛が目立つ、ハリやコシが感じられないといった場合には、髪の成長に関わる毛母細胞が弱まっているサインかもしれません。
また、頭皮はこめかみくらいの柔らかさがないと毛根の力が弱くなるといわれているので、頭皮のやわらかさもきちんとチェックしましょう。
頭皮環境を改善する方法とは!?
頭皮環境を改善するためには、主に以下の方法があります。
- 髪の毛に良い栄養を摂取する
- 髪の毛の成長に必要な、髪の毛の成分の約90%以上を占めるタンパク質、髪の毛の生成に関わるミネラル、ビタミンB群やビタミンAなどを積極的に摂るようにしましょう。
- 運動不足、ストレスを解消する
- 運動不足は血液の流れを悪くします。髪の毛の成長には酸素や栄養が必要です。適度な運動で血流を良くして頭皮環境を整えましょう。またストレスは自律神経を乱して生活習慣を乱します。ストレス解消のためにも、積極的に体を動かしましょう。
- 過度のアルコール摂取
- アルコールを体内で分解するときには亜鉛やタンパク質(アミノ酸)など、髪の毛に必要な栄養分が消費されてしまいます。髪の毛の栄養が不足してしまわないよう、過度な飲酒は控えるようにしましょう。
- 睡眠時間を十分に取る
- 髪の毛は、22時~深夜2時に分泌される成長ホルモンによって成長するといわれています。なるべくこの時間帯には布団に入るようにし、良質な睡眠を取るように意識しましょう。
- 正しいヘアケアをする
- シャンプーをするときはできるだけやさしく洗うように心がけ、髪の毛よりも頭皮を洗うことを意識してください。また朝出かける前にシャンプーをすると必要な皮脂がとれてしまい頭皮が刺激を受けやすくなってしまうため、シャンプーをする時間帯は、夜の時間帯がおすすめです。
フケやかゆみがひどいときは病院へ
生活習慣を改善するなど、自分でできることを試してもかゆみやフケが治まらない場合、病気の可能性があります。
たとえば、赤く盛り上がった皮膚の上に乾燥した白いものが厚くかぶさり、その一部がフケ状となって剥がれ落ちている場合には「尋常性乾癬」が考えられます。尋常性乾癬は遺伝と環境が主な原因とされていて、自然治癒することはありません。
そして、頭皮が赤かったり、ベタベタしたフケが目立つなどの場合には「脂漏性皮膚炎」」が考えられます。脂漏性皮膚炎は、マラセチア菌というカビの一種が原因で発症し、ひどいときには頭皮全体がフケで覆われることもあります。
このような状態のときには病院の治療が必要です。早めに皮膚科を受診しましょう。
おわりに:頭皮環境の改善で、薄毛を予防しよう!
頭皮環境の悪化は、薄毛の原因となり得ます。自分の今の頭皮をチェックして、セルフケアによる日々の積み重ねによって薄毛対策をしましょう。ただし、尋常性乾癬や脂漏性皮膚炎などの病気の場合もあるため、医師の診療を受けてから対処を始めるようにしましょう。