こんな食事が薄毛の原因!?いますぐ食生活を見直そう!

薄毛

髪の毛に良いといわれる栄養素は「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」ですが、逆に良くないといわれる食べ物もあります。そこで今回は、薄毛対策のために避けた方が良い食事や摂り方などについてご紹介します。

薄毛を招く食事の内容 ― こんな食べ物はなるべく避けよう

髪の毛の成長を妨げるような食事は、主に以下のものなどがあります。

脂っこい食事

動物性脂肪の肉類やバター、牛乳などの乳製品は脂肪を多く含んでいるため、毛穴の詰まりにつながります。また動物性脂肪は血液中に悪玉コレステロールを溜め込みやすく、毛根の細胞などに運ばれることで血液が老化して髪の毛が抜けやすくなるといわれています。過剰に摂ることは避けた方が良いでしょう。

過度のアルコール摂取

アルコールを体内で分解するときには亜鉛やアミノ酸など、髪の毛に必要な栄養分が消費されてしまいます。髪の毛の栄養が不足してしまわないよう、過度な飲酒は控えるようにしましょう。

バランスの悪い食事

髪の毛や頭皮は、言うまでもなく身体の一部です。そのため、ジャンクフードをはじめとしたバランスの偏った食事を続けることで身体の栄養が不足し、悪影響につながります。髪の毛に良いといわれる「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」はもちろん、その他の栄養もバランスよく摂り入れるように心掛けましょう。

食事の摂り方や摂る時間も考えよう!

たとえ食事内容に気を付けていても、食事を摂る時間帯や摂り方によっては、かえって良くない場合もあります。主に以下のような食事の摂り方は避けるようにしましょう。

暴飲暴食をする

暴飲暴食をすることで、消化のために血流が胃や腸などの消化器官に集中し、頭皮への血流が滞りやすくなるとされ、胃や腸などに過度な負担がかかると本来の機能が低下し、体内に栄養を吸収されにくくなる可能性があるといわれています。
また、体重増加は血行不良を招きます。血行不良で、頭皮の隅々まで血液が流れにくくなってしまうと、髪の毛に必要な栄養や酸素が行きわたりづらくなります。

外食に偏りがちになる

外食で済ませると、味の濃いものや脂っこいものに偏りやすくなり、タンパク質やビタミンなどが少なくなる傾向にあります。外食をする場合は、メニューの選び方などに気を付けましょう。

夜食をする

髪の毛は22時~深夜2時に多く分泌される「成長ホルモン」によって成長が促されます。その時間帯に食事をすると、胃などに血液が集中し、頭皮に血流が行きわたりにくくなります。
また遅い時間に食べると寝ている間にも胃などが活動をし続けることになり、睡眠の質が落ちて十分な睡眠が取れなくなってしまい、ストレスが溜まりやすくなってしまう可能性があります。

食事以外の原因もシッカリ見直そう!

薄毛になる原因は食事以外にも、睡眠不足やストレスの蓄積、間違ったヘアケアなど、さまざまな生活習慣が絡み合っています。
そのため、食事だけでなく、普段の生活習慣を全体的に見直すことが薄毛対策の基本になるのです。

また薄毛はAGA(男性型脱毛症)など、主に男性ホルモンの影響といわれる脱毛症のほかにも、糖尿病などの病気が原因になることも考えられます。それぞれ適切な対処法は違うため、早めに病院やクリニックを受診して医師の指示を仰ぐことが薄毛解決の近道といえるでしょう。

おわりに:脂っこい食事など、髪の毛に良くない食事は控えよう!

薄毛を改善するには、バランスの良い食事を心掛けたり、食事の時間を見直すことなどが大切です。不必要な外食は避ける、食べ過ぎは避けて腹8分目に抑えるなど、髪の毛にとって望ましい食生活を意識して生活しましょう。

監修 : ソラリアクリニックグループ特別顧問、泌尿器科専門医、指導医、医学博士 古賀 祥嗣

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